南関町の特産買える「工芸館」７日オープン　南関あげの塩山食品運営　12事業者の約２千点ずらり

沿って 18/12/2022 490 ビュー

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「小代焼」の陶器や竹箸など地元特産の工芸品が並ぶ店内＝南関町

南関町の特産買える「工芸館」７日オープン　南関あげの塩山食品運営　12事業者の約２千点ずらり

　熊本県南関町の南関あげ製造「塩山食品」（塩山治男社長）は７日、運営する特産品センター「なんかん　いきいき村」（関町）の前に、「小代焼」の陶器や竹箸、肥後象がんなどの地元産品を販売する「いきいき村工芸館」をオープンさせる。これまで、町内の特産品を集めて常設販売する場所はなく、初の試み。　以前、地域おこし協力隊が事務所として使っていた空きスペースを有効活用しようと、塩山社長（７１）が企画した。「工房以外で販売できる場所があると便利だ、と窯元と話したことがきっかけ」と塩山社長。　新型コロナウイルスの影響でイベント中止や外出自粛が相次ぎ、販売機会が失われた窯元らにとって、工芸館のオープンは追い風となる。小代焼岱平窯の坂井博樹さん（５２）は「作品に興味を持った人が、窯元まで遊びに来てくれる機会が増えるかもしれない」と期待する。　工芸館では９窯元と竹箸メーカー、刃物工房、肥後象がん作家など１２事業者が手掛ける食器や湯飲み、花瓶などの陶器を中心にした作品約２千点が並ぶ。７～１３日は期間限定で屋外にも棚を準備して販売数を増やす予定。

特産品センター「なんかん　いきいき村」の前にオープンする「いきいき村工芸館」

　工芸館責任者で同社の坂西華奈さん（２５）は「食事の時など日用的に使えるものが多くそろっているので、ぜひ気軽に訪れて買い物を楽しんでほしい」とアピールする。　午前９時～午後４時で、日祝日が休み。いきいき村ＴＥＬ０９６８（５３）０３８８。（田中慎太朗）