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片山さつき政務官「“つ”を“tu”と書くのは普通の日本人じゃない」→公式サイトのクレジットは「Satuki」

一連の『2ちゃんねるビューア』アカウント購入者の個人情報流出に関連して流出したデータの中に「KATAYAMA SATUKI」名義で住所を自民党本部とする複数のアカウント購入者が発見されたと『2ちゃんねる』上で報告されている問題について、26日早朝に片山さつき総務大臣政務官は『Twitter』で以下のようにコメントしました。

「KATAYAMA SATUKI」名義でアカウントを購入した人物が本人か片山政務官を装ったなりすましの第三者かの真相は現時点では不明ですが、片山政務官のこの発言に対しては早々と「“つ”を“tsu”と書くのはヘボン式で、訓令式ローマ字(1954年内閣告示第1号)では“tu”と表記する」と言う指摘が相次いでなされました。

現在の日本で広く使用されているのは幕末に米国から来日した医師のジェームス・カーティス・ヘボン(James Curtis Hepburn, 1815-1911)が考案した表記法を基に改良されたヘボン式ローマ字です。ヘボン式の特徴は“し”を“shi”、“ち”を“chi”、“つ”を“tsu”、“ふ”を“fu”、“じ”を“ji”と表記する5例が代表的で、片山政務官が主張する通り外務省がパスポートを発行する際の表記はヘボン式が基になっています。

これに対し、1954年に内閣告示され1989年にISO 3602として国際規格化された訓令式ローマ字では前述の5文字はそれぞれ“si”、“ti”、“tu”、“hu”、“zi”と表記され、法則を外れるヘボン式の“shi”、“chi”、“tsu”、“fu”、“ji”などは第2表に「国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合に限り」使用する、とされていますが実態としては外務省(パスポート)・国土交通省(道路標識)などほとんどの中央省庁が現在もヘボン式を使用しています。とは言え、“tu”が“tsu”に比べて使用頻度が低いにしても日本政府が内閣告示で定め、国際規格として採用されている表記の使用だけを取って「普通の日本人」ではないと断定する片山政務官の物言いは牽強付会に過ぎるのではないでしょうか。

片山さつき政務官「“つ”を“tu”と書くのは普通の日本人じゃない」→公式サイトのクレジットは「Satuki」

ところで、当の片山政務官の公式サイトを見てみるとURLこそ「satsuki-katayama.com」ですが、サイト内のほぼ全てのページで最下段に表示されているクレジットは「Copyright (c)2010 Satuki Katayama All rights reserved.」になっています。片山政務官のロジックに基づくと、このサイトの作成者は「普通の日本人」ではないのでしょうか?

片山さつき 公式ホームページhttp://www.satsuki-katayama.com/

参考1:片山さつき「tuを使う奴は普通の日本人ではない。お郷が知れる」(Togetterまとめ)http://togetter.com/li/554959 [リンク]

参考2:ローマ字のつづり方(文部科学省)http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19541209001/k19541209001.html [リンク]

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