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プライムデーにAmazonのファッションアイテム見まくったら、カオスすぎてマヒしてきた。 | ギズモード・ジャパン facebook Twitter Youtube RSS Facebook Twitter YouTube GIZMODO FUZE

商品がダサいのか、私がダサいのか…。

Amazonプライムデーが終了しました。みなさん、いい買い物できましたが?私はプライムデー開催中の2日間、「これは買っちゃいけない!」シリーズという罰当たりな記事を書きつづっていました。その中で多かったのが、明らかに売れ残ったイケてない商品が「在庫一掃」的に投げ売りされているパターン。いくつかスクショして米ギズモード編集部のSlackにも落としたのですが、その時私は、同僚に「Amazonで服を買っている」という人が多いことを知りました。

その事実は、正直衝撃でした。別にセレブぶるつもりはないのですが、私はAmazonに上質な服など売っていないだろう、と思っていました。ダサくて流行遅れで、1〜2回洗濯したらヨレヨレになっちゃうだろうな、と。ちなみに、ここで言う「Amazonの服」というのは、Amazonに出店する有名ブランドの商品ではありません。あくまで、これまで聞いたこともないメーカーが出す、どう考えても安すぎる商品のことです。どこの馬の骨とも知れないセラーから買うなんて、あまりにも無謀ですよ。あり得ない不良品がゴロゴロ転がる地雷原みたいなものですよ。そう思いませんか?

Amazonでウィンドーショッピングしすぎると、感覚がマヒしてくる

今回、私は「Amazonで服を買うのはやめましょう」を検証するため、この地雷原を探ってみました。すると、ちょっとおかしなことが起こりました。Amazonに陳列された数百、いや数千という商品を見ていると、なんだかどれもこれも同じに見えてきちゃったのです。ちょっと感覚がマヒしてくるというか、一体どれがダサくて、どれがぼったくりで、どれがまがい物なのか、わからなくなってくるのです。

壊滅的センスのジョークがプリントされたエプロンも、これはこれでアリかもしれないし、このカウボーイジャケットはめちゃくちゃかっこ悪いけど、それって私のセンスが悪いの…? 迷彩柄のフリースワンピなんて40ドルもするけど、意外と可愛いのかも。前にウェディングドレスを200ドルで買った時、「すごい安くゲットした!」と思ったけど、Amazonなら100ドル未満で買えるから、こっちで買ったほうが良かったの? こっちのエルフ風ブーツは53.74ドルって書いてあるけど、可愛いのか、それとも死んでも買わない方がいいのか…もうわからない!

Amazonのアパレル部門は、ミレニアル世代を中心に大人気

Amazonのアパレル部門は意外と好調で、今年はじめにはアメリカ最大の衣料品小売り業者のウォルマートを追い抜きました。特にミレニアル世代には人気が高いようですが、私は実感として納得しています。私からすると「Amazonで服を買うなんて…」って感じですが、私の同僚は「別の物を買うついでにベーシックアイテム買えるから超便利」と太鼓判を押します。同僚のCatie Keckは、15ドルでレギンスとレジャーウェア買えるのお得だよ、とおすすめしてくれますし、Lululemon風のスポーツブラを愛用するShoshana Wodinsky記者も、「スポブラなら絶対Amazon」と断言。

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TikTokを見れば、インフルエンサーが「Amazonで絶対に買うべき商品」や「高級ブランド風アイテム」をおすすめするサブカテゴリが存在します。情報通を自認してきた私にとって、これは実存的危機の到来。自分の誤りを受け入れ、負けを認めるしかありません。

有名ブランドのB・C級商品もちらほら

心を入れ替えた私は、エレガントで洗練されたブランド“COOFANDY”のAmazonページを開いてみました。そこで私の目に飛びこんできたのは、トップ画像でご紹介した国旗柄のカウボーイシャツ。…(絶句)。おそらく人気小売りチェーンHot Topicで取り扱いを断られた商品なんでしょう。お値段、35ドル。他にも、マイク・タイソンのタトゥーみたいなシャツが30ドル。ためしに米ギズモードの同僚Sam Rutherford(スマホ語らせたら最強)に感想を聞いてみたら、「FF10のワッカのコスプレするなら、いいんじゃない?」ですって。もちろん、誉め言葉ではありません。

お次は、まるでC-3POをつかまえてそのままシャツに作りかえたようなボタンダウンシャツ。こんな金ピカ、コスプレ以外に着る機会ある…? 繰り返して言いますが、COOFANDYはスタイリッシュなブランドで、実店舗の商品は本当に素敵なんですよ。

やっぱり…ね。みなさん、彼らブランドは、あたかも普通の服であるかのように、もっと言えば素敵な服であるかのように商品を並べ、ユーザーを誘惑しているのです。ユーザーが買い物をする気でAmazonに来ていることもわかっているし、長々とした商品説明をしっかり読んでいないことも知ったうえで、目くらまししているのです。

品質はピンキリ。価格は最安値とは限らない

レビューをのぞいてみると、ありがちなのがサイズが合わない、という苦情です。売り文句どおりにフィットすることはほとんどありません。まあ、オンラインで服を買う以上、多少は仕方ありませんが。しかしさらにレビューを深く掘り下げると、返品や交換に非協力的なサードパーティの販売者が無数にいることがわかります。

品質に問題があるケースもあります。箱から出してすぐファスナーが壊れたり、生地の素材が画像と異なったり。Amazonで服を買うことをおすすめするファッションブロガーもいますが、きちんと詳細をリサーチしたうえで購入しないと、ですね。

そして、一番気になる価格について。Amazonなら最安値でブランドアイテムが買えると思いがちですが、Kiplingerを見ると、別の(ちょっと不便な)小売店よりも20%増しの金額で販売していました。そこで私は一般的なブラウス、シャツ、ワンピースをAmazonでチェックし、それからH&M、ユニクロ、ノードストローム・ラックのアイテムと比較してみました。すると、大手のファッション小売業者は常に10~30%の割引セールを行っているので、Amazonのほうが安い、とは言えませんでした。

たとえば、リーバイスのウェッジフィットジーンズ。Amazonでは現在83.30ドルですが、リーバイスのサイトでは同じ商品が常にセール中もしくは30%オフで販売しており、画像の商品については68.98ドルでした。

記事を書きながら思い出したのですが、私も一度だけAmazonで衣料品を購入したことがありました。ハロウィンのコスチュームとしてニーハイソックスを一足購入したのです。もちろん、履いたのは一度だけ(コスプレ用ですから)でしたが、その一回でダメになってしまいましたね。洗濯したらバラバラのビロビロになっちゃいました。まあ、その時はどうせハロウィン用に買ったものだったから良かったのですが、ひと言でいえば1回きりの靴下に15ドルも払ったわけです。小売りチェーンのParty Cityなら、まったく同じ商品を6ドルくらいで買えたはず…。

ベーシックアイテムを買うにはOK。最高の買物体験とまではいかない

というわけで、とりあえず私はCatieにおすすめしてもらった10ドルのレギンスを注文してみることにしました。もし買ってみてダメだったら彼女にはお仕置き、ということで。

何時間もAmazonのファッションアイテムに向き合ってきた私の結論としては、ベーシックなTシャツやレギンス、運動着を買う分には悪くないでしょう。ギャグで人にプレゼントするなら、それなりのノベルティ服もゲットできるはず。ただ、それが最高の買物体験になるか、というと、それは「ノー」。たとえプライムデーだったとしても、答えは同じです。

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