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天井に気流を作ったら「灼熱キッチン」が変わった! ファン付きLED「サーキュライト」と2か月過ごした一人暮らしの実感

ニッチ市場をターゲットとし、ユニークな家電を多く発売するドウシシャから、LED照明とファンが一体化したモデルをお借りしました。正式名称は、「CIRCULIGHT(サーキュライト) メガシリーズ 引掛けモデル DSLH10MC」(実売価格1万1880円・税込 以下サーキュライト)です。

真夏のキッチンの暑さを回避できるか?

本機をお借りしようと思ったのは、キッチンで涼を取れるアイテムがあったらいいな、と思ったから。たとえば夏、パスタを作ろうと2口のコンロを同時に使ったとしたら、キッチンはサウナのごとき暑さになります。汗だくで調理したあと、果たして自分はあつあつのパスタを食べられるのか……? もうそれだけで消耗して1日の体力・気力が奪われてしまうのではないか……? と。とはいえ、キッチンに専用エアコンを入れるわけにもいかないし、 扇風機を置く場所もない……ならば、照明のプラグに接続できるファン付きライトならどうだ!? と思った次第です。

というわけで、今回はもともとシーリングライトを設置していた場所(引掛けシーリングローゼット)に取り付けるモデルをお借りしました。このほか、機能は同じで電球のソケット(E26口金ソケット)に接続できる「E26モデル DSLS10MC」(実売価格1万1880円・税込)もあります。

予想以上に明るく、照明機能は不満なし

さて、本機のイメージ画像を見ると、キッチンや洗面所、玄関などやや狭い場所での使用を想定しているようですね。拙宅は一人暮らしの狭小マンションゆえ、筆者が設置した場所はキッチン・玄関(廊下)・洗面所を兼ねており、悲しいかな、1台ですべてのシーンが再現できます。

明るさは、通常のシーリングライトの光量だと4000lm(ルーメン)のところ、本機は約1520lm。数値の通り、以前に設置していたシーリングライトと比べると確かに光量は少ないですが、実感としては「思った以上に明るいな」という印象。キッチンで作業中も暗いと感じることもなく、狭小スペースではありますが、どこかに暗がりができることもありません。その証拠に、設置から2か月経ったいまでも、玄関脇の観葉植物は生き生きと育っています。

調光機能は5段階で必要十分。一方、調色機能は3段階で、それぞれ光の色がはっきりと分かれていました。「青白(昼光色)」→「白(昼白色)」→「オレンジ(電球色)」といったイメージで、中間の微妙な色は表現できません。個人的には電球色(オレンジ)がやや不自然に感じたので使用せず、昼は全灯で「青白」に、夜は「白」にして光量を落とすか、常夜灯にして使いました。ライトとしての機能は、思ったより明るかったこともあり、総じて不満はありません。

天井に気流を作ったら「灼熱キッチン」が変わった! ファン付きLED「サーキュライト」と2か月過ごした一人暮らしの実感

ファンの風は直線的で換気のサポートに便利

では、次にファンについて。送られてくる風は、広がらずにピンポイントで直線的に進んでくる印象です。風量を最強の5にすると、拙宅は天井が低いせいもありますが、ある程度強い風圧を感じることができます。

運転音はフォォォー…とそれなりの音はするのですが、振動や高い風切り音もなく、耳ざわりな印象はありません。ちなみに、本機には風の方向を逆にする(天井方向に風を吹きつける)機能があり、上方にたまった暖気を動かして室内を効率よく暖める効果もあります。

一方、ファンと支柱の連結部には水平方向に回転できるうえ、絶妙な固さの蝶番があるので、ファンを好みの角度に調整して固定できます。

角度の調整ができるのはやはり便利です。筆者は「空気が淀むと気分も淀む」との考えから、朝起きたらすべての窓を開け、家中のファンというファンを「強」で回して換気しています。本機はこの換気のサポートにはうってつけ。ネックをリビング方面にぐいっと曲げてファンを最大風量で回すと、明らかに換気が加速されるのです。天井付近から水平方向に送風できるアイテムはいままでになかったので、周辺の空気を一気に入れ替えることができるのは貴重。この状態で20分ほど散歩に行けば、帰ってきたときには部屋に清々しい空気が満ちている、というわけです。おかげさまで、毎日気持ちのいい朝を迎えることができました。

狭小スペースでコンロを使うときは注意が必要

風呂上りにファンの下に立つと気持ちがいいですね。水場で洗い物や観葉植物の手入れをしているときなど、後頭部から冷やしてくれるのも心地良いです。キッチンには冷房器具がないのが普通なので、これは本当にありがたいこと。

では、肝心の調理のときはどうか……? 実際に火を使いながらファンの風が背中に当たるよう調整して使ってみたところ、コンロで熱せられて天井付近に溜まったアツアツの空気が背中に直撃することがわかりました。前方からは火の熱さを感じつつ、上方からは熱風を浴びるという激アツな状況。熱を吸収し続ける永久機関みたいになってしまいました。ある程度天井の高さがある場所ならいいでしょうが、拙宅のように天井が低くて熱の逃げ場がない場合は要注意です。また、コンロの炎に風が入ると火力が不安定になるので、その点も注意が必要ですね。

というわけで、コンロの使用中は扇風機としてではなく、別の方向に向けて排熱ツールとして使ってみることにしました。本機のネックを自分の身体ではなく、玄関側の換気扇に向けてみたのです。すると……ああ、これだと断然過ごしやすい! 頭上のこもった熱気が一気に逃げていった印象があり、上半身の周辺がヒンヤリしてラクになりました。つまり、拙宅のような狭小スペースでは本機で身体を冷やすというより、熱を逃がすルートを作るイメージで使うのが良いでしょう。同様に、ニオイもファンでスピーディに排出できそうですね。

ちなみに、本機で惜しかった点を強いて挙げるとすれば、リモコンの受光部が下向きに付いているためか、やや遠めだとリモコンが反応しづらいこと。換気目的で遠くから操作するときは少々不便でした。

本機を2か月使ってみた結論として、自腹購入するのもアリだと思いました。身体に直接風を当てるのもいいですが、直線的な風で、空気の通り道を作ってくれることで、換気と排熱を促す点がもっとも大きな魅力です。ニオイや熱がこもりやすい玄関やキッチンには最適ですし、寒い季節には上空にたまった暖気を部屋全体に送り届ける効果が期待できるはず。総じて、QOL(Quality of life=生活の質)を上げてくれる良い製品だと感じました。光の量で言えばシーリングライトが良いですが、それほど広くない場所で使うときや、メインとなる照明が別にあってそこまで明るさが必要ないときは、迷わず本機をオススメできますね。

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