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インドネシアで陶芸体験 ベンケル・ケラミック・プスパ5 | じゃかるた新聞

スナン・スナン

先生と生徒の作品が並ぶ工房

鉄を塗る工程。重ねて塗るほど色が濃く仕上がる

手動のろくろで作品を作る先生

インドネシアで陶芸体験 ベンケル・ケラミック・プスパ5 | じゃかるた新聞

完成した小皿と湯呑

二度目に焼くための窯

重厚でつややかな食器。販売もしている

 インドネシアの陶芸といえばジャンガラセラミックが思い浮かぶ。素人ではあるが、イメージするインドネシアの陶器はずっしりと重く、葉っぱを模した、自然をモチーフにしたものもある。南ジャカルタ・クバヨランバルの「ベンケル・ケラミック・プスパ5」は本格的な陶芸を初心者から楽しめる工房だ。実は粘土を捏ねたのは子どもの時以来で、初めての陶芸をインドネシアで体験した。 民家のような一軒家の工房に入ると、20年以上ここで陶芸を教えているスルヨ・アディプトラ先生(47)が迎えてくれた。数人の生徒は大学生の男女や主婦で、それぞれが黙々と自分の作品作りに没頭していた。工房は制作用のスペースのほか、風通しのいい大広間があり、至るところに陶器が陳列されている。置かれているほとんどの食器は先生と生徒たちが作ったもので、気に入れば購入もできる。 さっそく粘土を捏ねるところから始まる。土はスカブミで採取されたもので、とてもきめが細かい。両手で包むように回しながら小皿に形にしていく。手だけで形成する「手びねり」以外にも、電動ろくろと、手動のろくろがある。木製の手動のろくろに挑戦したが、これが大変体力と頭を使う。足元には円く広い板があり、常に右足で蹴りながら回す。これに連動して粘土を置いた手元の台が回転するという仕組みだ。足元の動きに精一杯で形成には苦労したが、粘土の塊は厚みが均等で滑らかな湯呑の形になった。一度、形成したものを900度の窯で14時間「素焼き」する。 すっかり水分が飛んだ陶器は、粘土の時よりも少し軽くなっていた。次に鉄の粉末を水に溶いたものを、表面の荒さを削った作品に塗っていく作業だ。多く付着させるほど、2度目に焼いたとき深い色になる。そして「釉薬(ゆうやく)」という薬品で表面に色をつける。ガラス質が含まれており、焼くと滑らかになる。この工房では緑、青、茶色、白、黒などの着色できるが、釉薬自体は焼いた後の色とは異なるので、まだ完成した姿を想像することはできない。2度目は1230度で14時間、窯焼きする。 出来上がりを楽しみに再び工房を訪れると、焼く前とは全く異なる味わい深い色合いと、つやが施された小皿と湯呑があった。説明を受けながらといえど、購入したといってもわからない出来栄えだ。自宅の食卓はだいぶ変わることだろう。 スルヨ先生によると、新型コロナ感染拡大で昨年3月に工房は一時閉鎖となったが、6月になり、通っていた生徒が粘土を分けてもらいに訪れた。そこから生徒が自宅でできる作業を各自行い、窯で焼くときに工房に持ってくるといった形で活動は続けられた。今年工房を再開したスルヨ先生は「最近では学生や20代の人が、陶芸という古い工芸に関心を持ってやってくる」と嬉しそうに話した。 スルヨ先生が庭の奥から、まだ素焼き状態の作品をたくさん見せてくれた。「日本人が作った作品。みんな新型コロナで帰っちゃったから」と話し、また大切そうにしまった。昨年の新型コロナウイルスが流行るまで、8割の生徒は日本人だったという。もしここで作品を作っていたことを思い出した人は、ぜひ完成させに足を運んでみてはいかがだろうか。(三好由華、写真も)

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